では、引き続き塗装編です。
スポンサードリンク
サフはいくつか種類がありますが、同じく好んで使っているガイアカラーのものを紹介します。
基本的にワタシは以下の2つを使用します。
まずはガイアノーツ メカサフ へヴィです。
内部フレームは基本的にこれ一択です。
コイツはへヴィの名前の通り通常のサフに比べて、濃いめの色をしています。
そのため、フレームの塗装を省くことができます。
(普通はサフを吹いた後グレーで塗装します。これはサフがライトグレーのためフレーム色としては薄いためです。)
また、ワタシは内部フレームをスミ入れすることはあまりしません。(ほとんどわからなくなるため)
サフは艶消しのため、スミ入れをするには向いていません。(詳しくはその6 スミ入れを参照ください。)
外装パーツでも黒や紺系の部品はこのサフを下地にして問題ありません。
お次はコイツです。
サーフェイサーエヴォ ホワイト
上で書いてあるパーツ以外はすべてコイツで下地を作ります。
白サフは傷が見えずらいと思われるかもしれませんが、光にあててみれば見えるので大丈夫です。(笑)
気づかなかったら、それはそれで・・・・良しとしましょう(笑)
サフ自体は薄く塗るくらいで良いと思います。よく本なのでグレー一色になっているものを見かけると思いますが、ワタシはそこまで塗りません。下地が透けていてもOKとしています。(下の写真は赤いパーツに白サフを吹いた状態です)
ワタシの目ではキレイに下地を作った時の発色とそうでないときの発色に区別はつきませんでした・・・(写真ならなおさらです・・・)
ただし、色の濃いパーツに薄い色を塗るときのみは、複数回サフを塗り 極力下地をださないようにしてください。(例:赤いパーツに黄色を塗るとき)
スポンサードリンク
まずは塗料を良く撹拌します。
ポリ容器の頭をもって左右に振るように撹拌します。
1分程度撹拌してください。(結構重労働です。)
撹拌した塗料をカップの半分から7割程度いれます。
塗装ブースの電源を入れます。
下の矢印部分をひねって、3mm~5mmくらい緩めます。
この箇所はエアブラシの噴出口に出ている針に直結していて、エアの圧力を調節しています。
緩めれば緩めるほど一度に大量の塗料が出るようになります。
最初は上記にもあるように3mm~5mmくらいで問題ないと思いますが、慣れてきたら、自分の感覚に合わせて調節してください。
矢印の箇所を短い間隔で数回プッシュします。
最初の数回は空気だけで塗料が出ないと思うので塗料が出るまで繰り返します。
塗料が出たら、部品をもって塗装をします。
部品は塗装ブースのファンの前に持っていき
部品とエアブラシを10~15cmくらい離して塗装を行います。
塗装は同じ個所に当て続けることは厳禁です。
必ずエアブラシを小さな円を描くように動かしながら塗装します。
(これは同じところだけ塗っているとすぐにダマになるためです。)
これをすべての部品行い、乾燥したら完了です。
スポンサードリンク
スミ入れは塗装完了後にエナメル塗料にて行います。
割合は塗料1:うすめ液9 くらいのシャバシャバな感じで行います。
スミ入れは毛細管現象を利用して流し込むため液がシャバシャバでないとうまくいきません。
また、スミ入れを行う箇所の塗装はかならず半光沢か光沢で行ってください。
艶消しの塗装の上からスミ入れを行うと毛細管現象が艶消し部にまでおこってしまい、滲みまくって見るも無残な姿になります。
ですので、その4:サフ吹きで内部フレームにスミ入れを行う場合はサフ後に半光沢か光沢の塗料を塗ってから行います。
エナメル塗料は以下のパターンのものを使用すると良いと思います。
下地が白の場合:エナメル塗料 パープル
下地が黄・赤の場合:エナメル塗料 ブラウン
下地が青・緑の場合:エナメル塗料 ブラック
希釈液は以下のものを使用します。
これらを筆でチョンづけすると溝に沿って塗料が流れていきます。
チョンづけした箇所がはみ出していますが問題ありません。(写真は大げさにはみ出しています。こんなにははみ出さないと思います。)
溝に沿ってエナメル塗料が流れていくのが実感できると思います。
このまま1時間以上置きます。
1時間以上経ったら綿棒に希釈液を付けてはみ出した箇所を吹きます。
はみ出した箇所のみ拭き取れると思います。
このようにスミ入れを行っていきます。
塗装をするとき、厚く塗りすぎるとモールドが埋まり、スミ入れが出来なくなることがあるので気をつけましょう。
また、スミ入れようの筆は色ごとに用意したほうが良いと思います。
ワタシは上記の色用に3本常に用意してある状態です。
スポンサードリンク
それでは最後の仕上げを行います。
ワタシは通常艶消しにて仕上げを行います。
艶有や半光沢の場合も基本的には処理は一緒です。
その6まで仕上げた部品を艶消し塗料にて塗ります。
塗料の割合・塗装の方法はその4・その5そのままです。
すべての部品を塗装できたら終了となります。
スポンサードリンク
・・・意外と大変なのがこの項目です。
まずはエアブラシを洗浄します。
まずはエアブラシのカップに塗料が残っているか確認し、残っていればボトルに戻すか、ティッシュに吸わせるなどして拭き取ってください。
ここで役に立つのがポリ袋です。
ポリ袋を2重にしてその中に消臭剤を吹いておきます。
上記の塗料やシンナーを吸ったティッシュをこの中に捨てていきます。
カップ内の塗料がなくなったら、カップ内の5分の1くらいに以下の洗浄液を入れます。
ワタシは洗浄液はMr.ツールクリーナー 改 のみを使用しています。
めっちゃキレイに落ちます。(ただし薬品が強いのでシンナー臭がきついのと、手が白くなる弊害がありますが・・)
吹き口をティッシュで抑え、カップ上面もティッシュで抑えてプッシュします。
うがいのようにガラガラ言うと思いますので、10秒程度それを行います。
カップに残った洗浄液をティッシュで拭き取ります。
次にエアブラシを分解します。
写真のように分解できるので、汚れている箇所を綿棒やティッシュに洗浄液を付けてキレイになるまで磨きましょう。
エアブラシ本体とカップのつなぎ口は汚れが多いため念入りに洗浄してください。
すべてキレイになったらエアブラシの洗浄は完了です。
その後、塗装ブースの汚れもティッシュに洗浄液を付けてキレイにします。
すべてキレイになったら洗浄液や塗料のついた綿棒やティッシュをポリ袋に入れ、再度消臭剤をポリ袋内に吹きかけます。
きつくポリ袋を閉じたら、作業完了です。
シンナー臭はここまでやってもポリ袋から漏れてきますので、次の日のゴミ捨ては自分でやりましょう(笑)
以上で塗装については完了となります。
ぶっちゃけ後片付け大事です!!
この辺しっかりしないと家族や周りの人間に不快な思いをさせてしまうと思いますので、いやな印象を与えないためにも気をつけましょう!!
家族に迷惑をかけないように、楽しいガンプラライフを送ってください。
それでは・・・
次回を待て!!
スポンサードリンク