頭部改造から時間が経ってしまいましたが、改造は続いていますのでご安心ください。
今回は一番改造量の多い胸部と腰部の改造を合わせて行っていきます。
さて、さっそく本改造の一番の目玉となります。
胸部「GNドライヴ」を隆起させる改造となります。
幸いなことに、「RG ダブルオークアンタ」の「GNドライヴ」(パーツNo. C⑱ C㊵ A㉕)を使用すれば少しの改造にて、再現することが可能です。
と言っても、それなりに大変な改造ではありますので気合を入れて行いましょう。
改造箇所は以下の写真の3か所です。
まずは、緑〇部です。
写真に写っているBlu-rayのパッケージ画像は「クアンタムバースト」なりかけですので、完全な「クアンタムバースト」とは少々違っています。
上の写真が正式な「クアンタムバースト」状態ですね。
まずは「RG ダブルオークアンタ」に付属する「GNドライヴ」を以下の赤点線の箇所でカットします。
カットはニッパーで行ってしまっても構いません。
ただし、カット跡はペンサンダーにNo.800のヤスリを付けてしっかり処理しましょう。
本ブログを始めてご覧になった方はペンサンダーの使用方法について以下の記事を参照してください。ヤスリがけ用の便利ツールになります。
次は写真の青〇の箇所に小さな突起があるため同じくカットします。
この部分はニッパーでカットするとえぐれてしまう可能性が高いため、デザインナイフでカットした方が無難です。
デザインナイフでカットした跡はペンサンダーにNo.800のヤスリを付けてしっかり処理しましょう。
この2パーツをセメントにてしっかり接着します。
1日程度放置して、しっかり硬化したら「RG ダブルオークアンタ」の胸部に取り付けてみましょう。
クリアパーツのはまっていた箇所に無改造で取り付けることが出来ます。
なかなかそれらしい見た目になりました。
続いて「GNドライヴ」のクリアパーツの余計な突起をカットします。
上の写真の青点線部にてカットしますが、クリアパーツは割れやすいため、デザインナイフやニッパーを使わず、エッジングソーにてカットしてください。
ワタシが使用しているのは シモムラアレックの職人堅気 ハイパーカットソー0.1 PRO-M AL-K04 になります。
カットした跡はペンサンダーにNo.800のヤスリを付けてしっかり処理しましょう。
最後に「GNドライヴ」先端部に出ている4枚の羽根をプラバンにて作成します。
0.5mmのプラバンにて以下のように作成します。
写真のサイズの羽を計4枚作成して突起部に取り付けます。
現状、瞬間接着剤のチョン付けにて貼り付けています。
今はサイズ確認と位置確認のみのため、後で剥がして塗装後にセメントでくっつけます。
これで「GNドライヴ」の改造は完了となります。
下の写真の青〇の箇所ですね。
ここは造形的には同じですが、色が違います。
ですので、塗装にて対応します。
ここでは特に弄ることはありません。
ですので以上で完了です。(笑)
下の写真の青□部を改造します。
この部分はパーツ取り付けの関係上、大分形状が違っています。
ですので、プラバンにて形状を修正します。
まずは前準備として上の写真の青□部にある不要な突起部をカットします。
奥まったところに付いているので一度パーツを分解して処理しましょう。
ニッパーでカット→No.400のヤスリでヤスリがけの順番で処理しましょう。
その後、プラバンにて以下のようなパーツを作成し貼り付けます。
使用するプラバンは0.5mmのプラバンを横幅5mm高さ4mmにカットしたものの両端に0.3mmのプラバンを横幅1mm高さ4mmにカットしたものを貼り付けて使用します。
0.3mmのプラバンをカットするのが難しい場合はエバーグリーンのプラボウ 平棒 0.25厚 1.0幅を使用してみると良いと思います。すでに1mmにカットしてあるため加工が楽になります。
写真の青□部が0.3mmのプラバンになります。
デザイン画に近づいてきたんじゃないでしょうか?
胸部の改造は以上となります。
合わせてこのまま腰部の改造を行います。
当然ですが、腰部の前方センターにはフロントアーマーを取り付けるための取り付け穴が、後方センターにはリアアーマーを取り付けるための取り付け穴が存在します。
ここを0.5mmのプラバンで埋めてしまいます。
フロント側は下側 縦4mm横5mm 上側 縦3mm横5mmの2枚のプラバンでふさぎましょう。
サイズがきっちり出ていないと隙間が空いてしまうと思います。
空いた隙間にはアルテコ瞬間接着剤を流し込んでキレイに埋めてしまいます。
アルテコ瞬間接着剤が乾いたら、いつも通りペンサンダーにNo.800のヤスリを付けてキレイに処理しましょう。
リア側は縦7mm横5mmのプラバンをはめれば1枚でキレイに埋まると思います。
この時ついでに下の写真の赤矢印の箇所と緑矢印の箇所にディティールアップを貼り付けましょう。
ここはフロントアーマーとリアアーマーを取り付けるためのポリキャップの押さえが付いていた箇所です。
ポリキャプを外したために穴が開いてしまいましたので、コトブキヤのP120 丸モールド IVの4.0をフロントアーマー側に3.0をリアスカート側にセメントで取り付けています。
劇中の「クアンタムバースト」時の腰部を見てみるとサイドアーマーが取り付けられていた箇所には何も存在していません。
アーマーパージの時に取る付け部もパージされているようです。
ですので、劇中に合わせてサイドアーマー取り付け部はカットしてしまいます。
メタルビルド版では内部フレームが丸ごと残る仕様になっていますが、今回は劇中に合わせていきたいと思います。
まずは、サイドアーマー取り付け部をニッパーなどでカットしてしまいましょう。
その後、出来た隙間にプラバンを詰めて隙間を埋めます。
隙間は1.5mm程度なので1.0mmと0.5mmのプラバンにセメントを塗り、挟み込んでしまいます。
1日程度放置してセメントが乾いたら、いつも通りペンサンダーにNo.400→No.800のヤスリを付けてキレイにヤスリがけをしましょう。
以上で胸部~腰部の改造は完了となります。
その5までやることはそれほど多くないため短いようですが、その1のボリュームがかなりありますので一気に作業しようとはせず、1つずつゆっくり丁寧に行ってみてください。
今回は「クアンタムバースト」の再現と言うことで塗装による改造比率が結構高くなります。
その代わり、キット自体の改造量は少な目になると思います。
少し変わった改造になりますが、それもガンプラ改造の楽しみでもありますので、皆様もお楽しみいただければ幸いです。
それでは・・・
次回を待て!!