今回から、このブログでは初のRE/100の改造を行っていきたいと思います。
題材は新作のハンマ・ハンマとなります。
レビューでも書いていますが、出来自体は申し分ないものです。
改造自体も難しい改造を行わなくても1段階ブラッシュアップされたものを作っていけると思いますので。頑張っていきましょう!!
それではさっそく頭部から行っていきたいと思います。
ハンマ・ハンマのモノアイはピンクのクリアパーツにてしっかりと作られております。
正直ただのクリアパーツですと、光をほとんど拾ってくれないためモノアイの印象が薄いものになります。
ですので、ここはディティールアップパーツに置き換えていきたいと思います。
まずはモノアイ基部の作成をします。
コトブキヤ モデリングサポートグッズ プラユニットP120 丸モールド IV の「6mm」の「1重丸」を使用します。
クリアパーツ取り付け部の凸部をニッパーでカットし、ペンサンダーにNo.800のヤスリを付けてキレイにしましょう。
その後、コトブキヤ モデリングサポートグッズ プラユニットP120 丸モールド IV の「6mm」の「1重丸」をカットした箇所にセメントで貼り付ければ作業完了です。
上の写真のようになりました。
写真を見てもらうと分かるように丸モールドの上下をセメントが乾いた後に若干ヤスリがけしています。
6mmの丸モールドは少し大きめのため上下を削ってサイズを合わせています。
その後、丸モールドにVCドームを一時的に両面テープでくっつけています。
上の写真のようになります。
かなり光を拾ってくれていますので、キレイに見えていると思いますがどうでしょう?
ヘルメット部をかぶせても・・・
このように光を拾ってくれます。
クリアパーツのままより、各段にキレイになったと思います。
VCドームは今回ワタシの個人的な趣味でブルーのものを使用していますが、設定どおりにするのでしたらレッドを使用しましょう。
最終的には樹脂製の接着剤でVCドームを貼り付けますが、貼り付けは塗装後に行います。
今は両面テープで押さえておく程度にしてください。
それでは、頭部の改造も最後になります(笑)
・・・早いですね!!
何度も言っていますが、RE/100 ハンマ・ハンマはかなり良い出来です。
そのまま、飾っても(艶消し塗装すればなお)問題ない出来です。
ただ個人的に頭部はモールドが少ないかなぁと思いましたので、追加していきたいと思います。(その1の写真でも一部モールドが追加されていますが(笑))
上の写真のように追加してみました。(右側のみわかりやすいように線を入れています)
追加箇所はほぼ頭頂部の部分ですね。
スジ彫り(赤線部)は0.3mm 丸モールド(青〇部)は3.0mmのピンバイスにて追加しています。
・BMCタガネ 0.3mm
・スジボリ用ガイドテープ 3mm
・ピンバイス3.0mm
スジ彫りの追加方法ですが、
①モールドの下書きをする
スケール(定規)を使って曲がらないように書きましょう(写真はものすごく曲がってます(笑)悪い例です・・)
②下書きに沿ってガイドテープを貼る
爪楊枝などを使ってしっかり貼り付けてください。
上の写真を見るとわかると思いますが、真ん中のみくっついていてそれ以外はくっついていません。このようにくっついていない箇所が出ないように注意してください。
③ゆっくりとBMCタガネでケガく
ホントにゆっくり力を入れずにケガいてください。
力を入れると線が曲がってキレイな線になりません。
上の写真では写真を撮るために片手でやっているように見えますが、利き手と逆の手でしっかりと部品を押さえながら作業してください。
以上となります。
作業として一番難しいのは②だと思います。
平面に直線を引くようなモールドは難しく感じないと思いますが、曲面の部品にカーブのモールドを追加する作業は上級者でも難しい作業だと思います。
今回はその2最初の写真のように直線のみでモールドを追加しています。
それでも曲面にモールドを掘るのでなかなか難しい作業になると思います。
ポイントとしてはガイドテープをケチらないことだと思います。
ガイドテープは厚みがあるテープなので曲面に貼ろうとしても剥がれてきてしまうことが多いです。
ですのでテープを大き目にカットして接着面を増やしてやることが剥がれにくくするコツです。
また、③の実際にBMCタガネでケガく際も直線以上に力を抜いて線を引いてください。
ガイドテープに力が加わってしまうと、その影響でテープが剥がれることも良くあります。
この2点を注意してモールドの追加を行ってみてください。
その2で最後と言いながら1点だけ追加します。
後頭部の角部分のゆがみを修正します。
これはレビューでも書きましたが、個体差があるかもしれないので歪んでいる場合のみ行えばOKです。
まずは紙コップなどに熱湯を入れ、その中に歪んでいるパーツを漬け込みます。
1~2分漬け込んだら取り出してパーツを正しい形に曲げていきます。
パーツを曲げる際はゆっくりと慎重に行ってください。
あまり力を入れすぎると折れてしまう可能性があります。
パーツが正しい形になれば作業完了です。
どうでしょう?
曲がりが分からないくらいにはなっていると思います。
プラは熱湯で温めることで柔らかくなりますので、なるべく熱いお湯(出来れば熱湯)につけてパーツを柔らかくして形状を整えています。
これで頭部の改造は完了です。
1/100サイズはパーツが大きい上に量も多いので作業はなかなか大変だと思います。
このブログでも作業が1/144とは違ったやり方になると思います。
混乱させてしまうかもしれませんが、ご容赦ください。
完成までご覧いただければ幸いです。
それでは・・・
次回を待て!!