それでは、お待ちかね!!
腕部の改造最終回となります。
改造箇所は、腕部の延長・ディティールアップ(パイプ置き換え)となります。
少し長くなりますがお付き合いください。
その1:腕部の延長処理
レクスはもともと腕部が通常のMSに比べ、かなり大きくなっています。
それが異形感を出しており個人的にもお気に入りなのですが、この際なのでさらに腕を伸ばして、より異形感を演出していきたいと思います。
まずは内部フレームおよび外装をエッジングソー(職人気堅気)にてカットします。
(カット面はNo.120のヤスリで軽くヤスリがけを行い、均します。)
内部フレームを延長するために、1.0mmプラバンを縦:0.4mm 横:0.6mm の長方形の形に10枚(片腕分)切り取ります。(両腕分で合計20枚作成します。)
・・・若干サイズが大きめになっていますが、気にしないでください。内部フレーム部なので見えませんから!!(笑)
10枚をセメントで接着し、固まるまで1日程度待ちます。
・・・えぇ けっこうボコボコですね・・・
ですのでNo.120のヤスリで軽く周りを整えます。
ここは内部フレームのため後で見えなくなります。そのため、そんなに気にしてきれいに整えなくても大丈夫です。(もちろんきれいにしたい方はしっかりヤスリがけをしてください。)
ヤスリがけを行ったら、
カットした内部フレームと接着します。
その際、合わせて青色で示した箇所のパイプ状のモールドをエッジングソー(職人気堅気)にてカットします。
また、その下にあるT字の接続部をニッパーでカットしNo.120のヤスリで軽くヤスリがけしておきます。(写真は内部フレームカット前の写真です。)
内部フレームはしっかり接着するまでなるべく時間をおいてください。(ワタシは3日程度放置しました。) 内部フレームは力がかかるところなので作業中に折れてしまう可能性が高いためです。 強度を確保するためにも少し作業を我慢しましょう!!
内部フレームがしっかり乾いたら、外装パーツの延長を行います。
カットした外装パーツを内部フレームに取り付けます。
プラバンで延長した分の隙間ができますが、その隙間にちょうどいい形にプラバンをカットしはめ込みます。
今回は縦:1.0cm 横:1.0cmでしたので1.0mmプラバンをその形に切り出し貼り付けます。
このとき、セメントはプラバンの側面にごく少量着け、内部フレームと接着してしまわないように気を付けましょう。この時、内部フレームにマスキングテープを貼って保護しておくと良いです。
接着後、30分~45分後に外装を内部フレームより静かに取り外し固まるまで放置します。
反対側も同様の処理を行います。
セメントが固まったら、ポリパテ(モリモリ)を外装の形に盛り付けます。
パテが固まったら、No.120のヤスリで軽くヤスリがけを行い、アルテコを盛り付け最終的な外装の形を成形します。
成形が出来たら、No.120・240・400・800の順でヤスリがけをして完成です。
同様にサブアームカバーも延長します。
以下の写真の箇所でカットします。
サブアームカバー上部は縦:1.0cm 横:0.7cmに1.0mmプラバンを切り出し貼り付けます。
サブアームカバー横側は縦:1.0cm 横:0.2cmとなりますので、エバーグリーンのプラバン(平棒)平棒 0.25厚 0.5幅を貼り付けます。
ここだけ、既製品を使うのには訳があり、1.0cmのプラバンを0.2mmにカットするのは、かなり難しく歪んだり折れたりとうまくいかないことが多いです。
そのため、細い部品は既製品を使うのがベターとなります。
プラバンがしっかりと固まったら、No.120・240・400・800の順でヤスリがけをします。
このとき、上部写真の青〇部のパーティングラインも合わせて消してしまいましょう。
下の写真のようになればOKです。
最後に各パーツのニッパー跡をNo.240・400・800の順でヤスリがけをして作業完了となります。
延長処理のポイントとしては、モールドの少ない箇所で延長をする。ということです。
今回はほぼモールド無し(外装の形状整えは必要でしたが)の状態で処理をしたので、モールド有の処理に比べれば、かなり簡単に処理できました。
スジ彫りを行って、モールドを掘りなおす作業が大変なのはなんとなくわかっていただけていると思います。
延長処理を行う際は処理する場所をよく考えて行うことで、難易度が大きく変わってきます。
注意してみてください。
その2:腕部ディティールアップ(パイプ置き換え)
その1でカットしたパイプのディテールをスプリングパイプに置き換えます。
WAVE スプリング 2.0mm を使用します。
ますは下の写真の4か所にピンバイスにて穴を空けます。
合わせて、真鍮線を以下の形に切り取り折り曲げ、スプリングも2.0cmに切り取ります。
※真鍮線の切り取り、折り曲げはペンチにて行ってください。
スプリングに真鍮線を通して、内部フレームに取り付けたら作業完了となります。
真鍮線が90度曲がっているので、作業が難しいと思いますが気を付けて行ってください。
以上で作業は完了になります。
今回はサブアームの改造は行いません。
サブアーム自体を露出した状態で飾ることはそんなにないかなぁとも思うので今回は割愛です。
もし、改造のご希望があればコメントいただければ行いたいと思います。
さて、今回で全体の改造は完了となりました。
外観としてはこんな感じになります。
次回からは塗装に入っていきたいと思います。
塗装は基本的にエアブラシにて行います。
初心者がガンプラを塗装するにあたって、どのようなものを買えばよいか?
どんな塗料が良いか? 必要なものはなんなのかを細かくお伝えしていきます。
流れとしては
①塗装準備 → ②サフ吹き → ③塗装 となります。
多分ですが、各工程で数回ずつの更新が入ると思います。
やることは多いですが、作品の出来上がりが目に見えてくる工程ですので楽しく進めると思います。
それでは次回は塗装準備編からスタートします。
次回を待て!!