すこし時間を置いてしまいましたが、プラバン編にいきたいと思います。
前置きとして基本的にプラ板での切り出しは直線系のスクラッチがメインになります。
曲線はパテにて行うことがほとんどですのでコチラを参照ください。
プラ板で直線的にベースを作ってそれにパテを盛っていくという複合的な使い方はよくします。
そういった意味でも基礎的な部分としてプラ板の使い方を捉えていても問題ありません。
ガンダムを中心とした連邦系は直線主体であることが多いためプラ板を使うことが多いと思います。
さて、本題ですがプラバンについては個人的にコレ一択だと思っています。
エバーグリーン プラ板 ホワイトプレーン 1.0mm
正直、金額は少々お高いですが作業性はピカイチです。
プラ板を切る作業は以下の手順で行いますが、余計な力をいれずとも切れるため作業がとても楽に行えます。
また、1.0mmを選んでいるのも計算しやすいからといった側面もあります。
0.5mmといったものもありますが、何枚も重ねて使うことが多いプラ板ではあんまり数を増やすとイヤになってしまいますしねw
それでは、プラ板以外に用意するもの一覧です。
上から
・シンワ測定 シンワ測定 直尺 シルバー
・オルファ デザイナーズナイフ
・製図用シャーペン 0.3mm
・カーボン紙
・方眼用紙
そしてプラ板となります。
作成の前段階として方眼紙に自分の作りたい形を書いておく必要があります。
今回は簡単に長方形を書いていますが、ここで自分が作りたいもののイメージを膨らませておく必要があります。
上でも述べておりますが基本的にプラ板での切り出しは直線系のスクラッチがメインになります。
曲線はパテにて行うことがほとんどですのでコチラを参照ください。←重要なことなので2回いいました。
切り出す形を書き出したら、プラ板の上にカーボン紙を載せてその上に先ほど作成した方眼紙を載せます。
カーボン紙は上から書いたものを下に移す性質のある紙です。
このときカーボン紙の裏表を確認してください。黒いほうをプラ板に合わせて(下側)メーカー名などが書いてあるほうを方眼紙側(上側)にしてください。
先ほど書いた方眼紙を再度なぞりましょう。
なぞり終えたらプラ板を確認します。
プラ板に長方形が移っているはずです。
※移っていない場合は上の注意事項を再確認してください。
そうしたらプラ板の切り出しにはいります。
プラ板をデザインナイフで切ります。
※切るといっても傷をつけるだけなので、プラ板の下まで歯が食い込まなくても気にしないでください。
直線に定規を当てて少し力を入れて一回のみ切ります。
プラ板に傷がついたことを確認してください。
傷がついたら、プラ板を折ります。
そうです。プラ板を切るのではなく折っていくものなのです!!
※うまく折れない場合は再度、傷をつけてから折ります。
この辺は慣れが必要ですが、成人男性なら少し力を入れてデザインナイフを使えばまず間違いなく折れると思います。
他の箇所も同様にデザインナイフで傷をつけ、折ります!!
すべて折れたら設計図と同じものが出来上がります。
この作業を繰り返し、立体を作成していきます。
作業自体は難しくないですが、注意を一点!!
プラ板に傷をつける際に、どこを基準とするかをしっかり決めてください。
傷をつけるときに目印とする線は0.3mmとはいえ、厚さがあります。
外側・外側でカットした場合と内側・内側でカットした場合では0.6mmの差がでます。
この誤差は小さいように見えてスクラッチするときに大きな敵となります。
ワタシは通常外側・外側でカットします。
これは後でヤスリがけをするため少々ちいさくなってしまうためです。
やり方は人それぞれいろいろで良いと思いますが、知っていると作業に幅が出てきます。
それでは楽しいスクラッチ生活を!!