それでは前回の頭部に続いて胸部の改造を行っていきたいと思います。
改造方法はディティールの追加がメインとなります。
今回使用したディティールアップパーツはコトブキヤのP125です。
使用したパーツは2と10になります。
ニッパーにてカットし、カット面をNo.800のヤスリにてキレイに磨いてください。
ココは手で磨いた方が良いでしょう。
貼り付け場所は
10はセンター上部に
2はサイド部になります。
2はほんの少しキットからはみ出した位置に接着し、セメント硬化後にはみ出した部分をヤスリで削ってやるとキットとより密着したディティールが作れると思います。
今回は上部の黄色部に凹モールドを追加します。
今まで凹モールドはスジ彫りでしか行ってきませんでした。
これは凸モールドに比べ、それなりに技量を必要とするからでした。
そろそろ(今までブログを追っていただいた方たちであれば)スジ彫りも板についてきたかと思いますのでステップアップを兼ねて凹モールドに取り組んでもらえればと思います。
まずは下の写真の青線の部分をBMCタガネ0.3mmにてスジ彫りをします。
その後、下の写真の緑箇所をスジ彫りの深さに合わせて削っていきます。
削る方法はイロイロとありますが、今回は2パターンをご紹介いたします。
その1:デザインナイフでけがく
その2:ノミ・彫刻刀で削る
デザインナイフでけがく場合は比較的キレイに仕上がりますが時間がかかります。
ノミ・彫刻刀で削る場合は素早くキレイに出来ますが、一度の失敗で部品をダメにしてしまうもしくは修正が大変になっています。
けがく場合でも削る場合でもスジ彫りをしてあるため、基本的にはスジ彫り箇所で刃が止まります。
ただし力を入れすぎた場合はスジ彫り箇所を超えて削ってしまう場合がありえます。
デザインナイフでケガいている場合は一度くらいなら、削ってしまった箇所をNo.400→800のヤスリでヤスリがけをすれば元通りになります。
ノミ・彫刻刀で削ってしまった場合は傷が深いためアルテコなどで埋める→No.400→800のヤスリでヤスリがけと言った手順を取らないと傷を埋めることが出来ません。
慣れてくればその2のノミ・彫刻刀での処理の方が良いですが、慣れるまではその1で行うのが良いでしょう。
(その2はノミ・彫刻刀購入後、不要なパーツなどでしっかり練習しましょう。)
合わせて胸部のダクトの上下を一部削り込んでディティールアップしていきたいと思います。
・・・奥側は見えないですね(苦笑)
コチラも作業方法は上の2種類方法とほぼ同じです。
まずはデザインナイフで赤線箇所に切れ目を入れます。
その後、青塗り部をデザインナイフでけがくかノミ・彫刻刀で削ります。
こちらはカットしてしまう関係上その1の方法の方が行いやすいと思いますので、そちらで行うことをオススメします。
コチラはいつものようにBMCタガネ 0.3mmを使用して専用のガイドテープに沿ってスジ彫りを追加しております。
上の写真の箇所にスジ彫りを追加しています。
(右側のみ青線を追加しています。)
・BMCタガネ 0.3mm
・スジボリ用ガイドテープ 3mm
ディティールアップパーツに合わせて?プラバンでもディティールアップパーツしていきます。
凸モールドですね。
写真の赤丸の箇所に追加しております。
胸部中央の長方形のパーツは0.3mmのプラバンを1.0mm×3.0mmにカットしたものを
腰部左右は同じく0.3mmのプラバンを1辺1.0mmの三角形にカットしたものをセメントで貼り付けております。
小さな部品をセメントで貼り付ける場合はつまようじの先端にセメントをつけて貼り付ける箇所に少量付け、貼り付ける部品(今回はカットしたプラバン)をデザインナイフの先っぽにくっつけて貼り付けるとやりやすいと思います。
胸部は以下の箇所にメタルボールを埋め込んでみます。
右側のみはめ込んでおります。
使用しているメタルボールはお馴染みのハイキューバーツの1.0mmになります。
方法は1.0mm~1.1mm程度のピンバイスで穴を空けて、そこにメタルボールを埋め込むだけです。
写真のメタルボールは置いてあるだけです。
接着は塗装後に行います。
接着時には2液式のエポキシ性クリアボンドを使うことをオススメします。
バーニングガンダムの前機体と言うことですので、きっと「GMの逆襲」の最後辺りでコイツをセイ君仕込んだんじゃないかな?と思いそれっぽく仕込んでみました。
・・・クリアパーツの良いところですね!1
キレイに反射しています。
内部にはハイキューバーツの2mm用SPプレートにVCドームを取り付けています。
どちらもキレイなパーツですのでアリスタ代わりにはピッタリです!!
さて!!以上で胸部の改造は完了です。
意外と改造箇所は盛りだくさんでした。
今回は凹モールドを新規に作成しているため、少し難しいかもしれませんが改造には外せない処理ですので少し頑張って作業してみてください。
コイツも改造完了までどんどん進んでいきますので、記事を追っていただければ幸いです。
それでは・・・
次回を待て!!