前回までで「ギャン子」に似せるという部分は、ほぼ完成だと思って良いと思います。
今回は作りの甘い箇所が集中している腕部の改造を行い、「はいぱーギャン子」を「Fabulous」にしていきたいと思います。
instergramで叶姉妹によって有名になった「Fabulous」です(笑)
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「HGBF はいぱーギャン子 をよりグラマラスに改造する」
でも書きましたが、「はいぱーギャン子」は軽装状態の見栄えを良くするために腰部のアーマー取り付け部が脱着可能となっています。
それなのに、なぜか肩アーマーは肩部に直接ボールジョイントがくっついている形状になっています。
これでは見栄えが良くないので、思い切って肩アーマーの取り付け方法を磁石での取り外しに改造したいと思います。
ワタシ自身は良く行う改造ですが、このブログでは初めてですかね?
使用する磁石はネオジム磁石 直径1.5mm 厚さ1mmの円柱のものです。
磁石は必ず「ネオジム磁石」を使用してください。
普通の磁石では磁力が弱く部品がすぐ取れてしまいます。
まずはエッジングソーを使い肩からボールジョイントを切り取ってしまいます。
私は「シモムラアレック 職人堅気 ハイパーカットソー0.1 PRO-M AL-K04」を使用しています。
カット部はペンサンダーにNo.400のヤスリをつけてヤスリがけをし、キレイにしておきましょう。
まずはピンバイスにてボールジョイントのカットした面に1mm程度の深さに穴を空けます。
瞬間接着剤でネオジム磁石をその穴の中に接着します。
その後、肩アーマーのポールジョイント受けに上で改造した部品を埋め込めば作業は半分完了です。
今度は肩の改造を行います。
エッジングソーにてカットした箇所にピンバイスで同じく1mm程度穴を空けます。
そこにネオジム磁石を埋め込みますが、肩アーマー側に埋め込んだネオジム磁石と磁極が逆さまになるように気を付けて埋め込んでください。
N極⇔N極 もしくは S極⇔S極にしてしまったら笑うしかありません(笑)
肩は瞬間接着剤では無くアルテコ瞬間接着パテを使用して接着しましょう。
磁石自体は塗装してしまうので問題ないですが、プラスチックと磁石との隙間が見えないように埋めるためです。
このときに、肩パーツの合わせ目処理も同時に行いましょう。
合わせ目処理はいつも通りです。
上の写真の青線部にセメントを接着面に多めに塗って30秒~1分程度放置します。
30秒~1分程度経ったら、パーツをくっつけます。
プラが溶けて表面にはみ出てくればOKです。
1日程度放置して硬化したらペンサンダーにNo.No.800のヤスリをつけてヤスリがけを行い合わせ目を消しましょう。
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レビューでも書きましたが、「はいぱーギャン子」の肩部のボールジョイントはすぐに外れてしまいます。
ポーズを付けるのにイライラした方も多いのではないでしょうか?
こういった場合はボールジョイントを太らせて外れなくする改造を行います。
改造方法は二通りあります。
①ボールジョイントに瞬間接着剤を薄く塗る
まずは塗装をしない、もしくは部分塗装をする方への方法です。
上の写真の青〇部に薄く瞬間接着剤を塗ります。
瞬間接着剤はすぐに乾くので、薄く塗る→乾かす→接続 を繰り返して調整しましょう。
②ボールジョイントを塗装し、油膜で太らせる
お次は全塗装をする方への方法です。
通常、接続部分はマスキングや塗装時の持ち手にするなどして塗装しないのですが、今回のように外れてしまうような箇所は塗装してしまいましょう。
塗装時に サフ→塗装と最低でも2回塗装するので、それなりの厚みになります。
サフ後に接続してみて問題無いようでしたら、塗装時にはマスキングするなどして油膜の厚さを調整してください。
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「はいぱーギャン子」の前腕部はアーマーとして処理したいと思います。
まずは合わせ目消しとスジ彫り追加を一緒に行います。
「はいぱーギャン子」の前腕部は左右分割のため下の写真のように分割線が出ます。
青点線の箇所はディティールとしてスジ彫りをしたいと思います。
スジ彫りはBMCタガネ 0.3mmを使用して専用のガイドテープを使い以下の写真のようにディティールを追加しています。
・BMCタガネ 0.3mm
・スジボリ用ガイドテープ 3mm
上の写真のようにガイドテープを貼り、「BMCタガネ」を矢印の方向に軽く引きます。
今回は元々ラインが入っているため3~5回程度引けばスジ彫りが完成します。
赤線の箇所は合わせ目消しをします。
赤線の接着面にセメントを多めに塗って30秒~1分程度放置します。
30秒~1分程度経ったら、パーツをくっつけます。
プラが溶けて表面にはみ出てくればOKです。
1日程度放置して硬化したらペンサンダーにNo.No.800のヤスリをつけてヤスリがけを行い合わせ目を消しましょう。
最後に〇モールド内にディティールアップパーツを貼り付けます。
今回は 「コトブキヤ」 「P-111」 の「2」を使用しています。
以下の写真のようになりました。
小さい箇所ですので見栄えに大きな違いは無いですが、小さい改造の積み重ねで良いものが出来てきます。
頑張って作業を行いましょう。
これを左右合計4か所行えば作業完了です。
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レビューでも書きましたが、手の取り付け部はかなりの硬さになっています。
そのままはめてしまうと、2度と取れない もしくは取るときにねじ切れてしまうかと言ったレベルです。
ここは4.0mmのピンバスにて開口しましょう。
と言っても今まで紹介してきたピンバイスでは3.0~3.2mm程度までの径にしか対応していないため、4mmの穴を空けることが出来ません。
そのため、下に紹介しているウェーブ HG ワンタッチピンバイスセット (L)を使いましょう。
この商品なら4.0mmにも対応しているため、問題なく開口できます。
上の写真のように軽く掘ってみてください。
少しだけプラスチックが削れると思います。
以上で腕部の改造はすべて完了です。
かなり「Fabulous」になったんじゃないでしょうか?
良く分かりませんが(笑)
「はいぱーギャン子」の改造も半分を過ぎました。
現在60%くらいでしょうか?
もう少しで完成となりますので、今しばらくお付き合いください。
<2017/09/25>
改造完了しました!!
完成記事は以下のリンクより
それでは・・・
次回を待て!!
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