それでは、腰部に引き続き腕部の改造を行っていきます。
腕部は以下の箇所にニッパー跡が出ます。
いつも通りペンサンダーにヤスリを付けて、No.400→800の順でヤスリがけをします。
処理自体はいつも通りに行えば問題ありません。
肩の黒いパーツについてのみ、モールドとの段差部にニッパー跡が出ます。
ヤスリがけのときにモールドごと削ってしまわないように注意してください。
腰部とは逆にほぼすべてのパーツで行う必要があります。
上記写真の赤枠内の部品はしっかりとNo.400→800の順でヤスリがけをします。
青枠内は行わなくても問題ないパーツです。
もちろん行っても構いません。
ただし、直線的な部分はほぼ無いのでペンサンダーは使わずに手でヤスリがけを行いましょう。
腕と脚はヒケ処理の最難関だと思います。
純粋に量があるので、嫌にならない程度に分けて数日かけて行ったほうが良いでしょう。
以下の写真の箇所は合わせ目が出てしまうので合わせ目処理を行います。
まずは下の写真の赤線の箇所にセメントをたっぷり塗ります。
セメントは指定した箇所 すべてにたっぷり塗ってください。
どちらか片側の部品のみに塗るとセメント量が足りなくて合わせ目がキレイに消えなくなります。
セメントを塗ったら30秒~1分程度放置します。
これはセメントを塗った箇所を溶かすためです。
セメントはプラスチックを溶かす効果がある溶剤です。
溶けたプラスチック同士が再度固まることによって別々の部品を一つにくっつけます。
そのため、合わせ目消しを行う際には多めにプラスチックを溶かすことを目的としてセメントを多めに塗ります。
部品をくっつけるときに外側にプラスチックがはみ出してくればOKです。
このとき、上の写真の青〇の部品を挟み込み忘れないように注意してください。
そのまま1日程度置いて硬化するのを待ちます。
硬化したらペンサンダーにヤスリを付けて、No.400→800の順でヤスリがけをします・・・が!!
下腕部は合わせ目に凹型のモールドがあるため普通にヤスリがけをしても下の写真のように凹部はヤスリがけができません。
そのため今回は凹部のサイズがちょうど1.0mmだということもありBMCタガネ 1.0mmを使用して凹部内をケガきます。
上の写真のように溝にBMCタガネを当ててケガきます。
数回ケガけばキレイになります。
表面処理を行う際はヤスリだけでなく別の工具を使うときもたまにあります。
デザインナイフで表面を削ったりもしますね。
場所に応じて使いやすい方法を探すのも面白いですよ。
大したことじゃないんですが、下腕部の内側には収縮状態のビームサーベルが収納されています。
レビューでも書きましたが、わざわざ別パーツかつ2パーツで作られているため、HGとしては破格の作りだと思います。
腕部をアップするとチラ見しますが、ビームサーベルの発振部分に穴が開いていません。
右側が収納状態のビームサーベルです。
ですので1.2mm径のピンバイスで穴を空けてやりました。
写真の真ん中が穴を空けた収納状態のビームサーベルです。
これだけで収納されているのがビームサーベルだとわかりやすくなります。
簡単ですのでお試しください。
以上で腕部の改造も完了となります。
あっという間ですね!!
いつもは手部はビルダーズパーツなどに置き換えるのですが、バーザムに至ってはかなり出来の良いものが握り手と平手の左右計4個ついていますので、そのまま使いたいと思います。
まったく至れり尽くせりですね!!
次回は脚部の改造を行っていきます。
腕部同様 さほど改造する箇所はありません。
大変なのはやはりヒケ処理くらいです。(笑)
サクッと終わらせて完成させてしまいましょう!!
それでは・・・
次回を待て!!