ガンダムバルバトスルプスレクスを使用して初心者向けの改造を行うのコーナー第2弾はバックパック編です!!
ぱっと見そんなに修正する箇所はありません。
今回は前回と同様にエッジを尖らせることと、新規に合わせ目消し(ニッパーの切り跡修正も含む)とスジボリの追加にディティールの追加を行います。
その1:合わせ目消し
ホントは前回の復習としてエッジを尖らせることから始めたいのですが位置が位置のため先に合わせ目消しを行います。
テール部を分解し接着面にタミヤセメント(角びん)をはみ出すように塗ります。
テール部を組み立てるとセメントがはみ出て以下の図のようになります。
そのまま、1日以上放置します。
セメントが固まったら、ヤスリのNo.240→400→800と磨きます。
合わせ目を消す場合はNo.240 から行っても大丈夫だと思います。
No.120からやるとモールドが甘い箇所なんかは下手をするとモールドが消えてしまうこともあるので注意してください。
下の図のようになったら完成です。
そうしたら、ついでにバックパックのニッパー跡も消してしまいましょう!!
バックパック上部と下部にそれぞれニッパーで切り取った跡が白化していると思います。
ニッパーはうまく切らないと切り跡がえぐれてしまい修正が大変になるケースが多々あります。(ワタシもその口で、ヤスリがけが大変になるケースが多いです・・・)
なのでニッパーはお高いものを買いましょう!!
おすすめはコレ
タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035です!!
お値段もそれなりでかなりの切れ味をほこります!!
そして1年に1回は買い換えましょう!!
お高いニッパーは切れ味がするどいため、はじめて使ったときは感動すると思います。
そして、かなり使うものなので消耗も激しいです。毎日使っていると気づきにくいのですが新品のニッパーと1年間使い込んだニッパーでは切り口が雲泥の差となります。
よく「ニッパーでランナーのぎりぎりまで切らずに最後はデザインナイフで仕上げる。」などと書かれていますが、ワタシ個人としてはあんまりそれをやる意味はないと思っています。
時間は倍以上掛かるのに効果は薄いです。 塗装しない方は良いかもしれませんが塗装前提で考えている方は直で切ってしまって良いと思います。
その状態でヤスリをかけた前と後の状態です。
どんなに良いニッパーを使っても切り口は、やはり目立ちます。
ヤスリがけをした後を見るとほぼ切り口が分からなくなっていると思います。
白化した部分がほんの少し残っていますが、この後塗装前にサーフェイサーを吹けば消えてしまうので問題ありません。
他の部分も同様にヤスリがけをしてしまいましょう。
赤丸の部分がバックパックでヤスリがけをする箇所です。
必要と思う箇所にヤスリをかけてください。
これでテール部分とパックパックのヤスリがけは終了です。
その2:エッジを尖らせる
尖らせる箇所はテール部の先端と反しの部分になります。
先端部分と反しの部分にプラバンを貼ります。
1日以上置いたら、不要な部分をカットします。
その後、ヤスリがけを行います。
ヤスリはNo.120→240→400→800で行っています。
その3:スジボリの追加
さてここではスジボリの追加を行います。
・・・個人的にはとても苦手な作業なので、一緒に一から勉強する所存でありますm(_ _)m
追加する箇所はテール部になります。
下書きがされているのがわかると思います。・・・・うーん雑だ・・・・
ここは裏面が合わせ目になっている箇所で、裏面はモールドのように処理されているのに(下の写真参考)
前面にはなんの処理もされていないという良く分からない箇所なんですが、練習にちょうどいいのでモールドを彫ります。
裏面に合わせて端から1mmのところに鉛筆で下書きをします。
そこにスジボリ用ガイドテープを貼ります。
写真では6mmのものを使用していますが、実際は3mm~4mm程度のものをオススメします。
こまかい箇所のスジボリには細いガイドテープのほうがやりやすいためです。
テープをしたら BMCタガネ 0.2mm でスジボリを行います。
これはスジボリ専用のツールできれいにスジボリを作成するためには一番のツールだとワタシは思っています。
サイズも0.15~1.0と0.05~0.1mm刻みで発売されているので、数本もっておくと便利です。
ワタシは0.2・0.3・0.5・1.0mmの4本を常備しています。
スジボリは10~15回を目安にスジを入れることを念頭において、基本的に力をいれずに行ってください。
最初はあせってしまって力をいれてしまいがちですが、そうすると線がガタガタになり、見るも無残な形になります。(ワタシも良くやります・・・・)
そのため、最初の5回程度は本当になでる程度でかまいません!!
そうすることで少しの溝ができ、そこからはスムーズにスジが引けると思います。
下の図は下書きしたすべての箇所を15回程度繰り返しスジを引いた後に0.3mmのシャープペンで色をつけたものです。
この程度のスジボリは数回やれば、誰にでもできるようになるので皆さん挑戦してみてください。(最初から製品でやるのは怖い方はプラバンのあまりなどで練習すると良いと思います。)
その4:ディティールの追加
それでは、気になる箇所にディテールの追加をして見たいと思います。
写真はバックパックを取ったものですが、どこに違いがあるかお手元のバックパックと比べて見てください。・・・そうです!!ダクトを追加しています。
この部分は穴が開いていて見栄えが悪かったのでダクトを新造して埋めています。
最近はバンダイからもビルダーズパーツなどのディティールアップパーツが多数販売されているので、お気に召すものを追加すれば良いかと思います。(今回ワタシはあまっているディティールアップパーツの中からサイズの合うものをチョイスしております・・・)
ディティールアップパーツを接着する際は接着前にニッパーでの切り口をヤスリで処理してください!!意外と切り口は目立ちますので・・・
これで、テール部とバックアップパーツの改修は完了となります。
次回は胸部と腰部を行う予定です。
それでは・・・
次回を待て!!