前回に引き続き「ういにんぐふみな」の改造を行っていきます。
題名にあるように、今回は「ういにんぐふみな」をミニチュア版のフィギュアライズバスト風「ホシノ・フミナ」のを目指して改造して行きたいと思います。
レビューや「はいぱーギャン子」の記事ではパッケージアートになるべく似せるとか言ってましたが、パッケージアートのフミナの髪の毛が風になびいていたりと、スクラッチしないと再現が難しいと思いましたので、方向性を変えて今回の「ういにんぐふみな」の改造では「フィギュアライズバスト」の「ホシノ・フミナ」の小型版の可愛さを目指してみたいと思います。
少々難しい改造が入りますが、今まで改造してきた人なら問題無く出来る改造です。
お楽しみください!!
と、その前に前回の記事で1件ご質問をいただいたので、それについてのご回答をいたします。
Q:目のシールがまっすぐ貼れないんだが?
A:シールを貼るときは、貼る前に粘着面を濡らしてから貼るとまっすぐ貼りやすくなります。
詳しくは
①貼りたいシールの粘着面に水を付ける。
②水で濡らしたシールは粘着力が落ちるので、貼りたい位置にピンセットなどで移動させる。
③貼りたい位置にシールが来たら、綿棒で水を取りながらシールを張り付ける。
こんな感じで貼ると狙った位置に貼れると思います。
ただしHGのシールはあまり耐久性が良くないので、綿棒で押し付けた後は剥がしたりしないでください。2度目は粘着力が無くなり貼りつかなくなる可能性が大きいです。
それでは今回の改造に入りましょう!!
毎度おなじみアンテナ部のシャープ化を行います。
バニースーツの耳のような造形の先端はかなり丸まってしまっています。
そのため、1.0mmのプラバンを適当な大きさにカットし先端にセメントで接着します。
1日程度放置して、セメントが硬化したらペンサンダーにNo.400→No.800のヤスリを順番につけてキレイにヤスリがけをしましょう。
初めて本ブログをご覧になった方は以下の記事を見てペンサンダーの使い方を確認してみてください。
ペンサンダーはヤスリがけを簡単に行えるようにする機材になります。
上の写真のようになれば作業完了です。
レビューや前回の記事でも書きましたが
髪の毛のポニーテール部分のランナーは「フィギュアライズバスト ホシノ・フミナ」と同じ作りになっています。
上の記事を見比べると面白いかもしれません。
ランナーが「フィギュアライズバスト ホシノ・フミナ」と同じと言うことは、合わせ目の出る箇所も同様になります。
上の写真の位置ですね。
やり方はその1とほとんど同様です。
上の写真の赤点線部にセメントを多めに付けて30秒~1分程度放置した後、パーツ同士を接着します。
下の写真のようにプラスチックが溶けてはみ出してきます。
1日程度放置して、セメントが硬化したらペンサンダーにNo.400→No.800のヤスリを順番につけてはみ出した部分をキレイにヤスリがけをしましょう。
場所によっては合わせ目が深い所もありますので、No.400のヤスリで丁寧に消しましょう。
合わせ目が消えれば作業完了です。
実は前回の記事で、すでに改造していたのですがお気づきになったでしょうか?
首部を1cmに短くしています。
「はいぱーギャン子」もそうでしたが、このシリーズはなぜか首が長めなんですよね・・・
違和感がすごいので今回も短縮しています。
頭部と胸部を接続するボールジョイント部はカット後、セメントにて接着しますが、力のかかる場所なので1.0mmの真鍮線を青点線の位置に通して補強しています。
カットにはエッジングソーを使用しています。
ワタシが使用しているのはシモムラアレック 職人堅気 ハイパーカットソー0.1 PRO-M AL-K04です。
合わせて、首部の可動域に手を加えていきます。
「ういにんぐふみな」の首は前に30度ほど倒れている形状になっており、普通に立たせているだけで少し猫背の状態になってしまいます。
背筋をまっすぐにするために、首部を前方に抑えている首後ろにある突起をカットします。
また、背筋が伸びた状態で顎を引けるようにしたいので、干渉する首パーツ上部の前方をヤスリで削っています。
その3の最初の写真の赤矢印の部分ですね。
結構な量削り込みますので、首パーツの隙間にアルテコ瞬間接着剤を流し込んでから作業すると良いでしょう。
写真を見ると削り込み量が多くて流し込んだアルテコ瞬間接着剤が見えているのが分かると思います。
これで、フィギュアライズバストのように上目使いが出来るようになります。
さて!!
今回の目玉の改造です。
レビューで書いたように「ういにんぐふみな」は第10話の水着をモチーフにしていますが、フミナ先輩と言えば、いつものボディスーツでしょう!!!
「フィギュアライズバスト」でもこの衣装となっていますので水着をボディスーツに改造していきます。
これも前回の記事の写真内で少々行っていましたが、まずは水着のセンター部のラインをアルテコ瞬間接着剤で消してしまいます。
その後、ボディスーツに合わせて、BMCタガネ0.3mmを使用して形状を彫り込んでいきます。
・BMCタガネ 0.3mm
・スジボリ用ガイドテープ 3mm
こんな感じです。
胸元は曲線になっているので、スジ彫りがやりづらいと思います。
スジ彫りするときは、ガイドテープを曲線に切ったものを貼り付けて、それに沿ってゆっくりBMCタガネを動かしましょう。
上の写真は分かりやすいように色付きのガイドテープを貼っています。
曲線を掘るときは力を入れるとすぐに失敗します。
下手をするとBMCタガネが折れてしまう可能性もあります。
力を抜いて、落ち着いて作業してください。
また、胸元にうっすら谷間を作っていますが、分かりますかね(笑)
ちょっとヤスリで削って谷間を作ってみました。
改造完了後に塗装をすれば水着からボディスーツに変更されます。
以上で今回の改造はすべて完了となります。
今回までの改造部を「フィギュアライズバスト」と比べてみると
いかがでしょう?
なかなか良い感じになっていると思います。
台座をスクラッチしてやれば題名そのままにミニチュア 「フィギュアライズバスト ホシノ・フミナ」としていけそうな気もします。
とは言え、最初に書いたようにこれから全身の改造していきます。
胸像にするつもりはありません(笑)
しっかり残りのパーツの改造も行いガンプラとして作りこんでいきます。
次回も引き続き皆様大好きキュートな「フミナ先輩」目指して改造していきますので、記事アップまでしばらくお待ちください。
<2017/10/17>
改造完了しました!!
完成記事は以下のリンクより
それでは・・・
次回を待て!!