HGUC ムーンガンダム【機動戦士MOONガンダム】 頭部改造編Ⅰ 「宇宙はオレに冷たいな・・・」

HGBF GM/GM・HGUC サザビーのレビューも完了しましたので、本格的にムーンガンダムの改造を行っていきたいと思います!!

セミスクラッチであるため、今までより進みが遅くなると思いますが、丁寧に説明していきますので、ご容赦ください。


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その1:頭部バルカン周り~頬部の改造

・・・名称が分からないためバルカン周りとしていますが、要は下の写真の箇所ですね。

人間で言うと耳の部分ですね。

前回でも書きましたが、ムーンガンダムの改造にはHGUC マークⅡを使用していきます。

理由?

カッコイイからだよ!!(笑)

マークⅡの耳にはバルカンはついていません。

さらに形状もかなり違います。

ここを、ムーンガンダムの形状に合わせて変更していきます。

前準備として「裏打ち」を行います。

HGUC トリスタン の改造でも行っていますが

前回にて本体の改造が完了しました。 今回は残りの改造を行っていきたいと思います。 完成形はこんな感じとなります。 ...

初めて本ブログをご覧になる方のために説明しておきます。

「裏打ち」とは、パーツをカットする際にパーツに穴が開いてしまわないように裏側からパテなどを詰めて穴を埋めてしまう作業のことを言います。

今回は下の写真の青矢印の箇所にアルテコ瞬間接着パテを埋め込んでいきます。

こうすることにより、以下の作業でマークⅡの耳部分で不要な箇所をカットした際に穴が開いてしまうのを防いでいます。

また、上の写真を見ていただければ分かると思いますが、赤矢印の接続ピンをカットしています。

順番としては、

①アルテコ瞬間接着パテで穴をふさぐ。

②アルテコ瞬間接着パテが硬化したら、ニッパーなどで接続ピンをカットする。

③ペンサンダーにNo.400→No.800のヤスリを順番につけてキレイにヤスリがけを行う。

以上となります。

初めて本ブログをご覧になった方は以下の記事を見てペンサンダーの使い方を確認してみてください。

<2017年9月 内容更新> 今回はガンプラをスクラッチするために必須な工具であるヤスリについて解説します。 ヤスリは「紙ヤスリ...

ペンサンダーはヤスリがけを簡単に行えるようにする機材になります。

さて、ここからが本番です。

まずは下の写真の赤点線の位置にデザインナイフを垂直に当てて不要な部分に切り込みを入れていきます。

位置がずれないように慎重に力を入れていきましょう。

この作業は本当に慎重且つゆっくり行ってください。

デザインナイフで指を切ってしまうことが多い作業です。

切れ味が鋭いデザインナイフでは、かなり深い傷になってしまうことも有りますので細心の注意を払って作業してください。

お次に上の写真の赤点線の位置にデザインナイフを当てて、同じく慎重に力を入れていきます。

下の写真のように大まかにカット出来たと思います。

頬側に少々ディティールが残ってしまっていますが、こちらはペンサンダーにNo.800のヤスリをつけ、キレイにヤスリがけをしてください。

耳部についてはデザインナイフでけがいてキレイにしましょう。

次は頭部パーツの合わせ目消しを行います。

・・・その前に、フェイス部の後ハメ加工をしちゃいます。

やり方は簡単です。

フェイス部の裏側にある凸部をニッパーなどでカットします。

以上です(笑)

フェイズ部は以降下側から差し込む形になります。

それでは合わせ目消しに戻ります。

HGUC マークⅡは前後分割のため、左右に分割線が出ています。

少々みっともないので、上の写真の青点線部にセメントを多めに付けて30秒~1分程度放置した後、パーツ同士を接着します。

プラスチックが溶けてはみ出してくるので、そのまま1日程度放置します。

セメントが硬化したら、ヤスリがけをする前にバルカンポッド取り付け穴をアルテコ瞬間接着パテにて埋めてしまいましょう。

アルテコ瞬間接着パテが硬化したら、合わせ目と一緒にペンサンダーにNo.800のヤスリをつけ、キレイにヤスリがけをしてください。

その後、頭部バルカンのモールドを作成します。

まずは耳部分の上部に1.8mmのピンバイスで穴を空けます。

サイズ的にはギリギリですので、まずは1.0mmのピンバイスで中心部に穴を空けてから1.8mmのピンバイスで穴を広げる方法にて作業しましょう。

この穴にはメタルパーツの1.8mmバルカンを埋め込みます。

埋め込んだ写真は最後にお見せします。

合わせて耳の外側に頭部バルカンのモールドを作成していきます。

画像を見ると少し出っ張っているため、その形状を作っていきます。

作るのにはアルテコ瞬間接着パテを使用します。

アルテコ瞬間接着パテを緩めに作ります。

何時もに比べて、粉と液体の分量を液体を多めにして作ってください。

それをつまようじなどの先端に付けてバルカンのモールド型にチョン付けします。

この時に大体の形は出来てしまうと思いますが、うまくいかなければ硬化後に形状修正を行ってください。

小さいモールドですので、手作業にてNo.800のヤスリで形状を整えましょう。

モールドが出来たら、モールドの周りを0.15mmのBMCタガネでスジ彫りをしましょう。

頭部バルカンのモールドがくっきりと出来上がりました。

次は耳部下側の凹モールドを彫り込みます。

このモールドの掘り込みにはBMCタガネ1.0mmを使用します。

頬側ピッタリにBMCタガネを当ててモールドを彫り込んでください。

下側の斜めの部分はデザインナイフで整えています。

最後に耳の下側を斜めに削ります。

ペンサンダーにNo.400のヤスリをつけ、形状出しを行ったらNo.800のヤスリに付け替えてキレイに整えてください。

お次は頬あての形状変更を行います。

ムーンガンダムの頬あては凸型の少々特殊な形状をしています。

耳部同様にデザインナイフを以下の写真のように1、2の順にデザインナイフを当てて削っていきましょう。

この作業も耳部同様に危険を伴う作業ですので、慎重に行ってください。

形状が出たらデザインナイフでカンナがけをしてカット面をキレイに整えましょう。

その次は、耳から生えているフィン?のようなパーツを作成します。

ここではコトブキヤ モデリングサポートグッズ P125 の3と7を組み合わせて作成します。

上の写真のようにコトブキヤ モデリングサポートグッズ P125 の3と7をセメントでくっつけたものを青点線の位置でデザインナイフでカットします。

上の写真のようになれば作業完了です。

お次で頭部バルカン周り~頬部の改造は最後になります。

モールドの追加を行います。

下の図のように0.3mmのBMCタガネを使いモールドを追加していきます。

・BMCタガネ 0.3mm

・スジボリ用ガイドテープ 3mm


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その2:フェイス部の改造

ムーンガンダムのフェイス部は以下の箇所がマークⅡとは違います。

・真ん中が平らになっている。

・モールドが違う

ですので、ムーンガンダムの形状に合わせてまずは真ん中を平らにしていきます。

ここは小さいパーツですので、ペンサンダーにNo.800のヤスリに付け替えてゆっくりと作業してください。

同時にヒサシ部分の形状も変更しましょう。

1.0mm厚のプラバンを1.0mm×1.0mmのサイズにデザインナイフでカットし、ヒサシの中央に貼り付けます。

1日程度放置してセメントが乾いたら、ムーンガンダムの画稿に合わせて形状をデザインナイフで整えていきます。

お次は、頬部のモールドを変更します。

・・・ムーンガンダムはこの部分はグレーなんですかね?それとも影なんですかね?

グレーのような気もしますが、その内ガンダムA内にてはっきりするでしょう(笑)

現状はモールドの変更を行ってしまいましょう!!

まずは現状のモールドをペンサンダーにNo.800のヤスリに付けて削り取ります。

お次は、0.3mmのBMCタガネにて設定どおりのモールドを彫り込みます。

現状では、向かって左側のみ改造しているので、右側のマークⅡのままと比べてみてください。

結構違いが出てきています。

今回の改造はここまでとなります。

次回はアンテナ含めた頭部の上側を改造してしまいます。

かなり改造箇所が多く、かつ難しい改造でもありますが、セミスクラッチを行うためにはこれらの改造は避けては通れない道です。

ゆっくり少しずつでも構いませんからしっかりと続けていきましょう!!

2018年1月25日 HGUC ムーンガンダム 完成しました!!

長らくお待たせしました・・・ 遂にHGUC ムーンガンダム完成です!! 今回はいつものカードダス風以外に3パターンほど別パターン...

それでは・・・

次回を待て!!
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